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韓国大統領の弾劾訴追案めぐり駆け引き続く “造反”が焦点に

2024年12月5日 11:59
韓国大統領の弾劾訴追案めぐり駆け引き続く “造反”が焦点に

韓国の尹錫悦大統領が一時「非常戒厳」を宣言したことについて、野党が提出した尹大統領の弾劾訴追案は採決に向け与野党の駆け引きが続いています。

野党が提出した弾劾訴追案の採決は7日夜に行われる見通しで焦点は、与党から造反者が出るかどうかです。

野党は5日未明、法案の趣旨説明をしていて、最新の情報だと、7日午後7時ごろ採決に踏み切る方針を示しています。

可決には、野党議員に加えあと8人が法案に賛成する必要があります。そのため、与党側から造反者が出るかが最大の焦点となっています。

与党の代表周辺から造反者が出る可能性も指摘されていましたが、事態は不透明になっています。

与党代表の周辺は4日、戒厳解除を求める国会の決議案に賛成していたため、大統領の弾劾訴追案にも賛成するのではと指摘されていました。

しかし、与党の代表は5日朝「大統領の違憲的な戒厳は決して擁護するわけではない」としながらも、「弾劾が通過しないように努力する」と明らかにしました。そのため造反者が出てくるかは不透明になってきています。

一方、最大野党の代表は与党代表に自ら電話して説得を試みていることを明かした上で、「歴史的責任を果たして欲しい」と呼びかけるなどギリギリの駆け引きが続いています。

最終更新日:2024年12月5日 11:59