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円相場一時1ドル=145円台半ばまで下落 約9か月ぶりの安値

2023年8月15日 3:03
円相場一時1ドル=145円台半ばまで下落 約9か月ぶりの安値

ニューヨーク外国為替市場で14日、円相場が一時、1ドル=145円台半ばまで下落し、およそ9か月ぶりの安値となりました。

14日のニューヨーク外国為替市場で円相場は1ドル=145円台半ばまで下落し、去年11月以来、およそ9か月ぶりとなる円安ドル高水準です。先月中旬には、1ドル=137円台まで円は上昇していましたが、およそ1か月で8円ほど円安が進んでいます。夏休みに海外旅行へ行く人も多い中、物価高と相まって痛手となりそうです。

アメリカではこのところ、インフレ圧力の根強さを示す経済指標の発表が相次いでいて、FRB(=アメリカ連邦準備制度理事会)が年内に追加の利上げを行う可能性があるとの見方が出ています。こうした中、市場では日米の金利差を意識した円売り・ドル買いの動きが強まっています。

去年、政府と日銀は、1ドル=145円台後半で円買い・ドル売りの為替介入に踏み切っていて、市場では、再び介入が行われることへの警戒感が出ています。