閣僚1人辞任 英・トラス首相へ辞任圧力高まる 世論調査の支持率7%に
イギリスで就任から1か月半のトラス首相に辞任圧力が一層強まっています。19日、閣僚の1人が辞任し、その際に政権の方向性を厳しく批判しました。
トラス内閣の1人、ブレーバーマン内相は19日、閣僚の規範に反する行為が自らにあったとして辞任しました。
ブレーバーマン氏はトラス首相あての辞表を公開しましたが、辞表では、トラス首相が重要な公約を破ったとした上で、「この政権の方向性に懸念を抱いている」などと厳しい政権批判を表明しました。
イギリスBBCは、「この辞表は、首相も自ら過ちを認めて辞任すべきだと示唆しているようだ」と伝えています。
一方、議会では、野党・労働党がトラス首相に辞任を迫りました。
労働党・スターマー党首「減税がなくなった。法人税の減税もなくなった。2年間の光熱費の上限規制もなくなった。財務相もいなくなった。なのになぜ、首相はまだここにいるのか?」
トラス首相「私は逃げずに戦います!」
直近の世論調査でも政権の支持率は7%まで低下していて、トラス首相は窮地に追い込まれています。