ゼロコロナ政策「緩めれば200万人の死者予測」中国、当面継続へ
中国の王文濤商務相は、新型コロナウイルスを徹底的に封じ込めるゼロコロナ政策について「緩めれば200万人の死者が出るとの予測がある」として当面継続する考えを示しました。
関係者によりますと、王商務相は18日、中国で活動する日本やアメリカなどの経済団体の代表と会談しました。
王商務相はこの中で、ゼロコロナ政策について「緩めると1年後に200万人の死者が出るとの予測がある」と述べ、政策の継続に理解を求めました。
中国最大の経済都市、上海などではロックダウンが続くことで外国企業の活動にも深刻な影響が出ていて、各国の政府などからは懸念の声もあがっています。
しかし、習近平指導部としては今年後半に習主席の任期続投がかかる共産党大会を控える中、感染拡大による混乱の回避を最優先に掲げていて政策を維持する方針です。