ゼレンスキー大統領きょう午後に来日へ 米サリバン大統領補佐官「バイデン大統領が会談することは間違いない」
ウクライナのゼレンスキー大統領は、G7広島サミットに出席するため、20日午後、日本に到着する予定です。山崎大輔記者が中継。
ゼレンスキー大統領は、G7の首脳らに対し直接、支援の継続を訴えるとともに、被爆地・広島からロシアによる核の脅しは許されないとメッセージを発信する狙いがあるとみられます。
ゼレンスキー大統領は19日、サウジアラビアで開催されたアラブ連盟の首脳会議で支援を訴えた後、日本にむけて出発しました。日本政府は、ゼレンスキー大統領がサミット最終日の21日、ウクライナをテーマとする議論に出席すると発表しました。ロシアへの大規模な反転攻勢を控え、ゼレンスキー大統領はG7首脳らに直接、軍事支援の拡大やロシアへの制裁強化を訴えるとみられます。
アメリカのサリバン大統領補佐官は20日朝、「バイデン大統領が会談することは間違いない」と述べていて、ゼレンスキー大統領が求めるアメリカの戦闘機F16の供与を直接、バイデン氏に訴える可能性もあります。
さらにサミットにはインドやブラジルなど対ロシアで中立的な立場をとる国が招待されていることから、こうした国に対し直接、ロシア包囲網に加わるよう説得する狙いもあるとみられます。