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アサド大統領のロシアへの亡命、プーチン大統領が認める

2024年12月10日 6:18
アサド大統領のロシアへの亡命、プーチン大統領が認める

シリアの反政府勢力が首都ダマスカスを制圧してから一夜明け、ロシアは9日、アサド大統領のロシアへの亡命をプーチン大統領が認めたと発表しました。

ダマスカスでは9日、アサド政権を打倒した反政府勢力の兵士たちの姿が多く見られましたが、今のところ大きな混乱は起きていません。また、トルコの国境では、シリアからの避難民が祖国に戻ろうとして、長い列を作っていました。トルコは、およそ300万人を受け入れた最大の避難国です。

一方、シリアを出国したアサド大統領と家族について、ロシアのペスコフ報道官は9日、プーチン大統領が亡命を認める決定をしたと発表しました。

今回、首都制圧の中心的な役割を果たした「シリア解放機構」は過激派組織に源流をくみアメリカなどからテロ組織に指定されています。さらに、政権打倒には、別の反政府勢力なども加わっていて、今後、平和裏に政権が移行するかが焦点です。

最終更新日:2024年12月15日 14:00