露通貨「ルーブル」が約1年5か月ぶりの安値に 1ドル=101ルーブル割り込む
ロシアの通貨「ルーブル」が、14日の取引で1ドル=101ルーブルを割り込む安値をつけました。100ルーブルを突破したのは、ウクライナ侵攻直後の去年3月以来、およそ1年5か月ぶりです。
14日の外国為替市場で、ロシアの通貨「ルーブル」は1ドル=101ルーブル台まで下落しました。
ルーブルは去年2月にロシアがウクライナに侵攻してから急落し、ロイター通信によりますと翌月の3月7日には一時、史上最安値となる1ドル=150ルーブルをつけました。
その後、ロシア当局の介入などで値を戻しましたが、今年に入ってから再びルーブル安が進んでいました。背景には、ロシア経済を支えてきた石油やガスなどの資源価格が下落したことや、西側の経済制裁があるものとみられていて、侵攻が始まって以来、ルーブルはドルに対しておよそ25%値下がりしています。