×

ネタニヤフ首相「始まりに過ぎない」 攻撃再開の考え示す

2025年3月19日 6:22
ネタニヤフ首相「始まりに過ぎない」 攻撃再開の考え示す

イスラエルのネタニヤフ首相は18日、パレスチナ自治区ガザ地区への攻撃について「始まりに過ぎない」と話し、攻撃を再開する考えを示しました。

イスラエル軍は18日、1月19日の停戦以来、パレスチナ自治区ガザ地区に最大規模の空爆を行っていて、中東アルジャジーラによりますと、これまでに子供を含む少なくとも404人が死亡しています。

イスラエルのネタニヤフ首相は18日、テレビ演説を行い、「ハマス側が人質解放の提案をすべて拒否したため、攻撃を再開した」と話しました。その上で、「これは始まりに過ぎない。これからの人質交渉は攻撃下で行われることになる」と述べ、「ハマスを壊滅させるまで、休むことはない」とし、戦闘を続ける考えを示しています。

ハマス側は、18日の空爆後、「ガザ地区にいる人質を未知の運命にさらす」との声明を発表していました。また、ハマスへの連帯を示すイエメンの武装組織フーシ派は18日、「ガザ地区への攻撃が止まらない限り、イスラエルへの攻撃範囲を拡大する」と声明を出していて、中東情勢が再び緊迫しています。

最終更新日:2025年3月19日 6:22