ASEAN関連首脳会議、開幕 南シナ海問題やミャンマー情勢など議論へ
ASEAN=東南アジア諸国連合と日本やアメリカ、中国などが参加する一連の首脳会議が9日、ラオスで開幕しました。
ASEAN関連首脳会議には、日本から石破首相が出席する予定です。首相就任後、初の外遊となり、存在感を示せるか注目されます。
ラオスの首都ビエンチャンでは9日朝、開幕式が開かれました。
9日はASEAN加盟国による首脳会議が開かれ、中国が海洋進出を続ける南シナ海の問題や、内戦状態が続くミャンマー情勢などが議論されるとみられます。
10日からは日本やアメリカ、中国、韓国など関係国も参加し、ロシアによるウクライナ侵攻や中東情勢についても議論が交わされる見通しです。
会議は11日まで開かれ、石破首相は一連の会議の合間に、中国の李強首相や韓国の尹錫悦大統領との個別会談も調整しています。
衆議院選挙を控える石破首相としては、インド太平洋地域の主要国が集う今回の会議で、どのような外交成果をあげられるかがカギとなります。