北朝鮮“偵察衛星打ち上げ成功” 金総書記が立ち会う写真公開
北朝鮮が21日夜、弾道ミサイルの技術を用いた偵察衛星を打ち上げたことについて、北朝鮮メディアは金正恩総書記立ち会いのもと、打ち上げに成功したとする写真を公開しました。
22日朝の「労働新聞」の一面には、暗闇の中、ロケットが炎を噴き出し上昇する様子を捉えた写真が大きく掲載されました。
別の写真では、打ち上げに立ち会った金正恩総書記が上空を見上げる様子や、技術者らに囲まれ笑顔を見せているのも確認できます。金総書記の動静が伝えられたのは33日ぶりです。
一方、北朝鮮は今回、事前通報した期間より前に打ち上げを強行しましたが、これについて韓国メディアは軍当局者の情報として、北朝鮮の高官が「今月30日に打ち上げが計画されている韓国の軍事偵察衛星より先に打ち上げるように」などとする指示を出していたと伝えています。
こうしたことから、打ち上げを最大限早めたとの見方を報じています。