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ガザ地区に空爆 学校・難民キャンプで数十人死亡

2023年11月5日 11:52

イスラエル軍による激しい攻撃が続くパレスチナ自治区ガザ地区で4日、避難所の学校や難民キャンプなどが被害を受け、数十人が死亡しました。

ロイター通信によりますと、ガザ地区北部のジャバリアで国連が運営する避難所の学校が4日、イスラエル軍の空爆を受けました。ガザ地区保健当局は、この空爆で15人が死亡したと発表しています。また、中東メディアは、中部にあるマガジ難民キャンプも空爆を受け、病院関係者の話として、30人以上が死亡したと伝えています。

連日激しい空爆が続く中、ハマス側はおよそ240人いるとみられる人質のうち、60人以上が行方不明になったと主張しています。

一方、攻勢を強めるイスラエル軍は、ガラント国防相が4日、「ハマスは大打撃を受けている。司令官12人が死亡した」と述べ、攻撃の成果を強調しています。

こうした中、アメリカのブリンケン国務長官が4日、サウジアラビアやエジプトなどアラブ諸国の外相らと会談しました。

アラブ諸国が即時停戦が必要と主張したのに対し、ブリンケン長官は「停戦はハマスに立て直しの機会を与えるだけ」として、人道支援を円滑化させる目的での戦闘の一時停止を主張しました。

双方の溝の深さが改めて浮き彫りになり、事態の収束につながる成果は打ち出せていません。