北が短距離弾道ミサイル発射 来月までに事前探知難しい新型ICBM発射の可能性も~韓国・国家情報院
韓国軍は14日朝、北朝鮮が日本海に向けて短距離弾道ミサイル2発を発射したと発表しました。ソウルから中継です。
北朝鮮によるミサイル発射は、13日からアメリカと韓国が行っている大規模な合同軍事演習への対抗措置とみられます。
韓国軍によりますと、北朝鮮は14日午前7時半すぎ、西部の黄海南道のチャンヨン付近から日本海に向けて短距離弾道ミサイル2発を発射しました。飛距離など詳しい情報は明らかになっていません。
北朝鮮は12日、潜水艦から戦略巡航ミサイル2発の発射訓練を行ったばかりです。北朝鮮は、13日から始まったアメリカと韓国による大規模な合同軍事演習を前に、金正恩総書記出席のもと軍の会議を開き、「重大な実践的措置」を決定したと伝えていて、対抗措置を議論したとみられていました。
韓国の情報機関「国家情報院」は、北朝鮮が来月までに事前探知が難しい固体燃料型の新型ICBM(=大陸間弾道ミサイル)を発射する可能性もあるとみています。
米韓の合同軍事演習は今月23日まで続く予定で、朝鮮半島の軍事的緊張はさらに高まるものとみられます。