生放送中に反戦訴えた女性“また拘束” 「プーチンは殺人者だ」
ロシア国営放送の生放送中に反戦を訴えて辞職したマリーナ・オフシャンニコワさんが17日、当局に再び拘束されました。モスクワ・クレムリン付近で、「プーチンは殺人者だ」とプラカードを掲げ、反戦活動を行ったということです。
◇
今月15日、ロシア・モスクワのクレムリン近くで女性が掲げたプラカードには「プーチンは殺人者だ。352人の子供が亡くなった」と書かれていました。足元には、赤く染まった人形も置かれていました。
反戦活動をしたこの女性は、今年3月にニュース番組の生放送中に反戦を訴えた国営テレビ元職員のマリーナ・オフシャンニコワさんです。
オフシャンニコワさんはドイツメディアと契約し、ウクライナで活動していましたが、この時、モスクワに再び戻っていたのです。
モスクワでの反戦活動から2日後の17日、オフシャンニコワさんのFacebookに投稿されたのは警察に連行される写真でした。
オフシャンニコワさん
「犬の散歩で家の門を出たら、警察官が近づいてきた」
オフシャンニコワさんが再び、ロシア当局に拘束されたのです。オフシャンニコワさんは3時間後には釈放され、自宅に戻ったということです。