イラン「ヒジャブ」着用めぐり女性死亡…抗議デモで5人死亡
イランで、髪を隠すための「ヒジャブ」の着用方法が適切でないとして警察の取り締まりを受けた女性が拘束中に死亡し、イラン国内では連日、抗議デモが相次いでいます。19日のデモでは治安当局が参加者に発砲し、5人が死亡しました。
イランでは、女性は公の場では「ヒジャブ」と呼ばれる布などで髪を隠すことが義務づけられていて、違反は取り締まりの対象となっています。
今月、西部のクルディスタン州で取り締まりを受けた女性が拘束中に死亡し、各地で連日のように抗議デモが行われています。
地元人権団体によりますと、19日のデモでは治安部隊の発砲を受けるなどして、5人が死亡したということです。
デモの発端となった女性の死因はわかっていませんが、警察の暴行を指摘する声もあがっています。