都内でイスラエルとハマスの停戦求めるデモ 戦闘開始から7日で半年
イスラエル軍によるガザ地区への侵攻開始から半年が経ち、7日、都内でも停戦を求めるデモが行われました。
記者「東京の首相官邸前では『パレスチナ解放』と、ガザ地区に連帯する人々が集まり、停戦を求めて声を上げています」
デモ参加者ら「パレスチナに自由を! 自由を求めて! 解放するまで!」
デモはパレスチナ自治区ガザ地区にルーツを持つ市民団体などの呼びかけで行われました。
ガザ地区で生まれ、7歳で日本に来たハニン・シアムさん(27)は、毎日のようにガザに残る親戚から、破壊された家や街並みの写真が送られてくると話し、即時の停戦を訴えています。
ガザ地区生まれ ハニン・シアムさん「日本政府や日本の人々には、この問題が思っているよりも身近な問題だと感じてほしい。世界のどこかで起きていることならば、どこで起きてもおかしくない」
また、デモには、戦闘が始まった去年10月7日に生まれた赤ちゃんを連れた母親も参加し、「子どもの成長がうれしい半面、ガザの状況を見るたびに、つらくなる」と複雑な思いを明かしました。
戦闘開始と同日に出産のデモ参加者「人間が始めたことであれば、人間が終わらせなければいけない。そのためにできることを今、安全な場所にいる私たちがしなければいけない」
ガザ地区では食料不足や医療施設の破壊などで、深刻な人道危機に直面していて、国連などが今月2日に発表した報告書では、特に幼い子どもたちの発育で生涯にわたる影響が及ぶと指摘しています。