トランプ氏、大統領選めぐり4回目の起訴
アメリカのトランプ前大統領が14日、2020年の大統領選挙の際、南部・ジョージア州の選挙結果を覆そうとした問題で起訴されたとアメリカメディアが報じました。トランプ氏にとって、4回目の起訴となります。
アメリカメディアによりますと、トランプ氏は14日、2020年の大統領選挙の際、南部・ジョージア州の選挙結果を覆そうとした問題で起訴されました。
2020年の大統領選挙で、トランプ氏はジョージア州でバイデン大統領に敗れましたが、不正を主張するトランプ氏はその後、ジョージア州の州務長官に電話をかけ、勝利に必要なだけの票を見つけるよう迫るなど、結果を覆すために圧力をかけたとされています。
トランプ氏は今年に入り、政府の機密文書を持ち出した事件や、議会による大統領選挙の結果認定の手続きを妨害した事件などで、すでに3回起訴されています。
これまでは起訴を「バイデン政権による選挙妨害だ」と主張し、野党・共和党内の支持固めに利用してきたトランプ氏ですが、4回目の起訴となったことで、出馬を表明している来年の大統領選の情勢に影響が出る可能性もあります。