”接種証明”義務化に反発 パリ中心部で抗議デモ 仏
フランスでは、飲食店など公共の場ではワクチン接種証明の提示を義務付けられていますが、それに反発する市民が抗議デモを行い、パリの中心部が混乱状態になりました。
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これまでに2000万人以上の感染が確認されているフランス。
12日、パリ中心部は混乱状態になっていました。
政府は、飲食店など公共の場ではワクチン接種証明の提示を義務付け、未接種の人は陰性証明の提示だけでは不十分としました。
市民はそれに対する、抗議デモを行ったのです。警察は催涙ガスで応戦。現場は白い煙で覆われました。
その混乱は、観光名所の凱旋門付近やシャンゼリゼ通りにも広がり、一時、交通渋滞を引き起こしました。
“自由”を求めて集まったこの抗議デモの参加者およそ7600人がパリ市内を行進。警察は7000人以上を動員し、これまでに54人を逮捕したということです。