深セン日本人男児死亡あす1か月 外務省幹部が北京訪問…中国政府と今後の対応を協議
中国・深センで日本人の男子児童が男に刃物で刺され死亡した事件から明日で1か月を迎える中、外務省の幹部が中国・北京を訪れ、中国政府と事件を受けた今後の対応を協議しました。
外務省の岩本桂一領事局長は17日、北京を訪れ、中国外務省の鄧励副部長らと会談しました。岩本局長からは深センで日本人の男子児童が亡くなった事件を念頭に一刻も早い事実の解明や在留邦人の保護、反日的なSNS投稿の取り締まりなどを申し入れたということです。一方、中国側は「事件は偶発的な個別事案」という従来と同じ説明をくり返し、事件の動機や背景について詳しい説明はありませんでした。ただ、司法手続きに基づき適切なタイミングで事件の内容を説明する旨の発言があったということです。
また、再発防止について議論し日本人学校がある各地の治安当局と情報交換や安全対策について今後も意思疎通を行うことで一致したとしています。
最終更新日:2024年10月17日 22:33