「サイレンは津波用、あえて鳴らさなかった」マウイ火災
ハワイ・マウイ島の山火事で、警報サイレンが鳴らなかったことが被害拡大につながったとの批判について、地元の防災当局は、サイレンは津波用で、あえて鳴らさなかったと説明しています。
マウイ島の山火事ではこれまでに111人が死亡し、警報サイレンが鳴らなかったことで人々が逃げ遅れ、被害拡大につながったとの批判もでています。
防災当局の担当者は16日、サイレンは津波用だとした上で、高台に避難するよう訓練を受けている住民は、より危険な状況に陥った恐れがあると説明しています。
防災当局担当者「もしあの夜、サイレンを鳴らしていたら、人々は山側に逃げていたかもしれない。つまり火の方向に向かうということだ」
防災当局の担当者は、サイレンを鳴らさなかったことについて「後悔していない」と述べ、対応は間違っていないとの認識を示しています。