ハワイ・マウイ島山火事 サイレン作動せず被害拡大か 死者は80人に
ハワイのマウイ島で起きた大規模な山火事で、これまでに確認された死者数は80人にのぼっています。火災当時、警戒のサイレンが作動した形跡がなかったことが明らかになり、被害拡大につながった可能性もあります。
マウイ島で発生した山火事は、繁華街のラハイナが壊滅的な被害を受けるなどしていて、日本時間12日午後4時の最新の発表では、80人の死亡が確認されています。
ラハイナ住民「みな全てを失った。家に仕事、車もペットも、まだ行方不明の人もいる」
アメリカメディアの取材に対し、地元当局は11日、8日に火災が発生した際、島内に設置された警戒を呼びかけるサイレンが作動した形跡がなかったことを明らかにしました。原因はわかっていないということです。
沿岸警備隊によりますと、ラハイナでは当時、火から逃れるためにおよそ100人が海に飛び込んだとみられ、サイレンが作動しなかったことが被害拡大につながった可能性も出てきています。