アメリカのオープンAIのCEOだったサム・アルトマン氏の事実上の解任を巡り、9割を超える社員が、アルトマン氏が復帰しない限り、退社する意向を示したことがわかりました。

チャットGPTを開発するオープンAIの取締役会は17日、サム・アルトマン氏がCEOを退任すると発表し、事実上の解任とみられています。

アルトマン氏はその後、マイクロソフトに入社することが明らかになりましたが、アメリカメディアによりますと、オープンAIの770人の従業員のうち、700人以上が20日、取締役会の総退陣とアルトマン氏の復帰などを求める会社宛ての書簡に署名したということです。認められなければ、退社してマイクロソフトに入社するなどとしています。

新たなCEOのエメット・シア氏は20日、自身のXに「アルトマン氏の退任のプロセスは非常にひどいもので信頼を著しく損なった。独立した調査員を雇い、30日以内に今回の経緯について報告書をまとめる」などと投稿していて、混乱は続きそうです。