濱口監督「三浦透子さん、とりましたよ!」 「ドライブ・マイ・カー」にアカデミー国際長編映画賞
アメリカ映画界最高の栄誉とされるアカデミー賞の授賞式が行われ、ドライブ・マイ・カーが国際長編映画賞を受賞しました。2009年の「おくりびと」以来13年ぶりの快挙です。
濱口監督の『ドライブ・マイ・カー』は作品賞をはじめ監督賞、脚色賞、国際長編映画賞の4部門にノミネートされていますが、このうち、脚色賞は逃しましたが、国際長編映画賞を受賞しました。
濱口監督は受賞時のスピーチで、会場入りした西島秀俊さんら俳優の名前を一人ひとり読み上げ感謝を伝えた上、「この場に来られなかった俳優にも感謝したい。特に劇中で美しく見事に車を運転してくれた三浦透子さん、とりましたよ」と喜びを語りました。
国際長編映画賞の受賞は2009年の「おくりびと」以来、13年ぶりです。
濱口監督「もちろん賞いただけたら一番ありがたいですけど、この場にいられることがありがたいことだと思っているので、後は楽しみたい」
授賞式前、こう語った濱口監督、残すところ、作品賞、監督賞いずれも受賞すれば日本映画としては史上初で、受賞に期待がかかります。
また濱口監督が一番獲りたいと語る作品賞についてですが、多くのメディアが本命とその次として「パワー・オブ・ザ・ドッグ」「コーダ あいのうた」の2作品を挙げていますが、LAタイムズの最新の予想では、本命は「コーダ あいのうた」、2番手に「ドライブ・マイ・カー」をあげています。