アメリカ国務省“米朝外交進展の後押しにならない” 北が外国人受け入れ再開
アメリカ国務省は、北朝鮮が25日から外国人の入国を認めたと報じられたことについて、北朝鮮との外交の進展の後押しにはならないとの見方を示しました。
北朝鮮は新型コロナウイルスの感染拡大以降、国境を厳しく管理してきましたが、中国の国営テレビは25日、北朝鮮が25日から外国人の入国を許可したと報じました。
これについてアメリカ国務省の報道官は、人の往来の段階的な再開が米朝の外交交渉の後押しにはならないと否定的な見方を示しています。
――(外国人受け入れにより)北朝鮮との外交や関与がやりやすくなるとみている?
アメリカ国務省 ミラー報道官
「そうは思わない。我々は政権発足以来ずっと北朝鮮との外交を歓迎すると明言し続けてきたが、北朝鮮は毎回その申し出を拒否してきた」
アメリカは北朝鮮に対し、対話を再開するよう再三呼びかけていますが、北朝鮮側は応じない姿勢を崩していません。