「インバウンドも新時代」4年8か月ぶりに台湾定期便が再開 宮下知事も一便で降り立つ
外国からの観光客増加に向け県内の観光地でも期待が高まっています。
午後2時すぎ、青森空港に台湾からの乗客177人を乗せたエバー航空の旅客機が到着しました。
★菅原厚キャスター
「台湾からの旅行客を乗せた飛行機が青森空港に到着しました およそ5年ぶりとなる定期便再開です」
新型コロナウイルスの影響で2020年2月から運休が続いていた青森・台北線は、4年8か月ぶりの再開です。
来年3月29日までの冬ダイヤでは火、木、土の週3往復で運航されます。
★菅原厚キャスター
「到着ロビーは歓迎ムードに包まれています」
トップセールスのため台湾を訪問していた宮下知事が飛行機から降り立つと早速、到着ロビーで台湾からの乗客を出迎えます。
ミスクリーンライスあおもりが、乗客1人1人に県産りんごと青天の霹靂が入った袋を手渡し歓迎しました。
セレモニーでは宮下知事とエバー航空の陳啓偉日本支社長たちが、テープカットをして運航再開を祝いました。
★宮下知事
「これでまた多くの台湾のみなさんに来ていただいてインバウンドも新時代を迎えることができると確信しています」
★利用客
「今回のスケジュールは農場にりんご狩りに行きます」
「奥入瀬渓流や八甲田ロープウェイに乗ります」
台湾からの旅行客は、十和田湖や奥入瀬渓流など秋の青森観光に向かっていました。
台湾からの国際定期便の再開を待ち望んでいた観光地の1つが、青森市の浅虫温泉です。
7月に客室のリニューアルを終えた南部屋海扇閣でも、来年1月から八甲田ロープウェーのチケット付きの宿泊プランを用意するなど、冬の観光需要に備えています。
★南部屋海扇閣 小林淳一社長
「八甲田のパウダースノーと浅虫温泉は2大コンテンツと思っています 海外からいらっしゃるお客さまには、まずは感動してお喜び頂けるのではないかと期待しています」
定期便の再開で、これから秋と冬の青森観光に外国人観光客が戻り、コロナ禍で疲弊した観光地の活性化が期待されます。