auは3月末まで…3G終了で“ガラケー”ピンチ 携帯各社がスマホ移行促す
古い機種の携帯電話、いわゆる“ガラケー”を使っている人にお伝えしたい情報です。3大キャリアの先陣を切ってKDDIは、auの3G回線のサービスを今月末で終了します。スマートフォンなどへの移行を促すため、携帯各社が対応に追われています。
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29日、東京・新宿区で、スマホ教室が開かれていました。真剣なまなざしでスマートフォンを操作する女性もいます。参加者ほぼ全員の共通点は、ガラケーを使っていることです。
今も根強い人気があるガラケー。しかし、一部のガラケー利用者はピンチを迎えています。
ソフトバンク スマホAD推進部 萬壽克一部長
「もうすぐですね、ガラケーといわれる3G(専用)の携帯が使えなくなります」
3G回線の終了に伴い、3G専用のガラケーは順次、使えなくなってしまうのです。
さらに、ガラケーだけでなく、昔のスマートフォンも4G・5Gに対応していない機種は使えなくなる可能性があります。
参加者(90)
「(スマホを)一生懸命勉強しないと」
参加者(78)
「時代の流れに沿っていけないと、情けないし、悔しいし」
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3Gの全盛期は2000年代。ガラケーが主流で、ケータイ小説など、今では当たり前となった携帯電話からのインターネットサービスを大きく普及させました。
世界で初めて3G回線をスタートさせたドコモは、4年後の2026年に終了すると発表。ソフトバンクも約2年後に終了すると発表しています。
そして、最も早く終了となるのがauです。店頭には、今月末で3Gを終了するお知らせが貼られていました。
KDDI GINZA 456 柏熊浩幸店長
「終了日3月31日が迫ってきたということで、前月と比べまして約2倍のお客様が、3G機種変更としてご来店いただいています」
ガラケー利用者の“かけ込み機種変更”が増えているといいます。ただ、変更する選択肢はスマホだけではありません。
柏熊店長
「お客様が今まで使い慣れた折りたたみ携帯の形で、新しい4Gの電波をご利用いただけるような機種も用意しております」
急速に進化し続けている携帯電話技術。古い機種を持っている人は、対応をお早めに。