2023年4月14日に、東京・新宿区歌舞伎町にオープンした、複合型施設、東急歌舞伎町タワー。高さ約225mのビルの中にはホテルや映画館、飲食店などが入るエンタメ特化型の施設です。2023年の春で最も注目されるこの歌舞伎町タワーを米澤かおりキャスターが取材しました。

まず向かったのは3階。実はこのフロア、すべてゲームセンターでバーカウンターも併設されています。

米澤キャスターは、この店限定のゲーム”レッツトゥギャザー！人間シャンパンタワー”に挑戦。このゲームは、次々と落ちてくるグラスの脚の部分となって支え、グラスを高く積み上げてシャンパンタワーを作ります。そのため米澤キャスター、変なポーズに。

namco TOKYO 木村絵梨奈さん
「お酒を飲みながら複数人でも遊べます」

米澤かおりキャスター
「そうなんですね 難しい！」

タワー内にはほかにも、朝6時から翌朝5時まで23時間営業をする横丁スタイルのフードホールや人気アニメ、エヴァンゲリオンとコラボしたホテルの客室など、エンタメを意識した作りになっているんです。

地下5階・地上48階のこのビル。実は、この規模の施設としては珍しくオフィスや、物を売るお店はほとんど入っていません。その理由とは…。

東急株式会社 木村知郎さん
「（新宿は）江戸時代から宿場町として発展をしてきた街。市民文化・エンターテインメントの基礎が歴史的にある。その観光拠点としてエンタメ中心のビル。」

古くは宿場町として栄えた新宿。戦時中の空襲で一度は焼け野原となりましたが、終戦直後の再開発で、娯楽に特化した街・歌舞伎町として復活を遂げました。

その中心部にあったのが、映画館・新宿ミラノ座。ボウリング場も併設するエンタメ施設でしたが、2014年に58年の歴史に幕を下ろしました。

東急歌舞伎町タワーはその跡地にオープン、よりエンタメに特化した施設として生まれ変わったのです。そして、このタワーの中にミラノ座は復活しました。中を見せてもらうと…。

米澤かおりキャスター
「広い！奥行きがあります」

THEATER MILANO-Za枝村義夫さん
「映画館ではなくて劇場です」

以前は映画館のみでしたが、舞台や音楽、映画館としても活用できる総合エンタメ施設としてパワーアップしたんです。

さらに劇場のロビーにはバーカウンターも併設。こちらで提供していたのは、オリジナルのクラフトジンを使ったNe10ジントニック800円。実はこちらのジンには、江戸時代に新宿で栽培されていた内藤とうがらしが使われています。お酒大好き！米澤キャスターが試飲、その味は？

米澤かおりキャスター
「ピリッと辛い風味。どんな料理にも合いそうです」

歌舞伎町の飲食店でも販売予定のこちらのジン、収益の一部が寄付される仕組みとなっています。飲めば飲むほど街が進化していくことを狙っているそうです。

時代と共に進化する歌舞伎町。新宿の新たなランドマークで、様々なエンタメ体験をしてみてはいかがでしょうか？