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蓋を開けてみれば「ただの忘れ物」…秋田駅の不審物騒ぎで3000人の足に影響

2025年3月25日 9:05
蓋を開けてみれば「ただの忘れ物」…秋田駅の不審物騒ぎで3000人の足に影響

25日午前、JR秋田駅の新幹線ホームで不審物が見つかりすべての列車が2時間半にわたって運転を見合わせました。

秋田駅は列車の運転再開を待つ人で一時、混雑しました。

進藤記者
「JR秋田駅です、改札前には人だかりができています。新幹線のホーム内で不審物が発見されたということです」

ものものしい雰囲気が漂う正午すぎのJR秋田駅。警察やJRによりますと午前10時半ごろ、JRの清掃員が新幹線のホームで不審なスーツーケースを発見し、駅員を通じて警察に通報しました。

見つかったのは縦50センチあまり、横幅およそ30センチの銀色のスーツケースです。

警察が危険物かどうかを調べている間、秋田駅を発着する全ての列車の運転がストップ。

東京へ戻る利用客
「東京まで戻ります、時間がかかりますのでそこが心配でしょうかね」

県立大に行きたかった利用客
「娘の大学の卒業式に行きたかったんですけど、8分のに乗りたかったんですけどもう間に合わないと思います」

千葉に帰省する利用客
「帰省のタイミングでちょうどぶつかっちゃたっていう感じなので、ちょっとどうしようって感じです」

進藤記者
「いま盾を持った警察がスーツケースに近づいていきました」

警察の調べで中には所有者の私物が入っていたことがわかりました。その後、所有者と思われる人からも連絡があったということです。

発見から約3時間経った午後1時半すぎ、ようやく、全ての列車の運転が再開されました。この影響で秋田新幹線と在来線あわせて10本が運休または区間運休したほか、新幹線に最大約2時間半の遅れが出ました。

「もう2時間以上ね、困りました年寄りには堪える」

「まぁ何もなければそれが一番かなって思ってます」

秋田駅まであと少しの所で車内で待たされていた人たちは。

「みんな落ち着いて放送聞いて、次の予定をみなさん立ててました」

「一つ手前の駅で1時間45分くらい待ってて、社内は結構落ち着ていましたけど、余り情報が入ってこなかったっていうのが、やっぱりお客さんがちょっと不安がってました」

JR秋田駅周辺では1月にも2日続けて不審なスーツーケースが見つかり、一帯が通行規制されるなどの影響が出ています。

“ただの忘れ物”がまた約3000人の足をとめました。

最終更新日:2025年3月25日 10:45
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