県内では未設置 多様な学びの提供へ 夜間中学のニーズを調査
県教育庁はさまざまな理由で義務教育を修了できなかった人などを対象にした夜間中学に関する初めてのニーズ調査を始めました。
夜間中学とは、病気など様々な理由で十分に学校で学ぶことができなかった人や、母国で義務教育を修了していない外国籍の人などが学ぶことができる学校です。
授業料は無償で、週に5日授業があり、すべての課程を修了すれば中学校卒業となります。
4月時点で31都道府県に53校ありますが、県内にはありません。
国は多様な学びのニーズにこたえるため、各都道府県に1校は設置するよう促しています。
そこで、県教育庁は義務教育を受けられなかった人や外国籍の人、不登校の生徒や、その家族などを対象に初めてとなるニーズ調査を始めました。
県教育庁のホームページからスマートフォンやパソコンで回答を受け付けています。
期間は8月26日までで、調査結果をもとにどのような学びの場が必要か、検討を進めることにしています。