急な寒さで注意! 暖房器具の“ほこり”取らないと…使い始めに火災の恐れも
ここ最近、朝晩は冷え込みが強くなり冬が来たような寒さとなりました。暖房器具を使い始める人も多くなる時期ですが、ほこりをきちんと取らずに使うと火災に繋がる恐れがあるというんです。
こちらは、消防がおこなった石油ストーブを使った実験。ストーブの下にはたくさんのほこりが。
こうした状態で使用すると、空気を送る場所が詰まり通常は出ない炎が発生。そこからガス成分が下りてきて、たまったほこりに着火する恐れがあるというのです。
火事の危険は火を使わない電気ストーブでも、コードがねじれたりすることで出火する恐れも。
名古屋市消防局 林尚良さん:
「電気ストーブであればコンセント。コードに断線等が見られれば短絡して出火する恐れもありますので十分異常がないか点検した上でご使用ください」
一方、寒さの影響はこんなところでも。スマホの修理を行う専門店では、依頼が殺到しています。
スマホスピタル名古屋駅前店 常本ルカスヒロシ店長:
「バッテリー関連の相談が増えてきております。いつもより1.5倍ぐらいの問い合わせ数。(バッテリーは)寒さに弱いので冬場はいつもの持ちの半分ぐらいになってしまう」
KDDIの実験によると、スマホの周囲の温度を25℃と0℃で、バッテリーの持ち時間を比較した所、25℃の時は5時間以上持ったのに対し、0℃のときは約1時間半も減ったといいます。
しかも、今年は夏の猛烈な暑さも影響があるといいます。
スマホスピタル名古屋駅前店 常本店長:
「(バッテリーは) 暑さにも寒さにも弱いです。夏に充電の持ちが悪くなってしまったものがさらに冬に悪くなってしまう」
多くのスマホバッテリーの最適な周囲温度は5℃~35℃。今年の夏は35℃以上の日が多く続いたため、その影響が出ているといいます。
スマホによっては、設定からバッテリーの最大容量を確認でき、それが80%を切っていると交換のタイミングだということです。