水難よけ願い杯交わす 「息子ノ酒」 三重・紀北町
三重県紀北町で旧家に伝わる水難よけの伝統行事が11日、行われました。
三重県紀北町長島では「湊家」の当主と親子の杯を交わす「息子ノ酒」と呼ばれる水難よけの儀式が行われました。
江戸時代に初代当主がいたずらをするカッパを懲らしめたことから、湊家一族は、決して水難事故に遭わないという言い伝えが残されています。
これにあやかろうと、地元では男の子が生まれると1月11日に養子縁組の儀式を行うというもので、伝統行事として400年近くも続いているということです。
この日は1組の親子が湊家を訪れ杯を交わした後、親子の証となる日の丸の扇子を受け取っていました。
湊家はこの儀式について、「これからも続けていきたい」と話しています。
最終更新日:2025年1月13日 10:13