“大人のリベンジ買い”で中古市場が活況 アニメグッズにバイクも…
今、中古市場が盛り上がりを見せています。中でも、人気アニメのグッズやオートバイなど、子どもの頃の夢をかなえる「大人のリベンジ買い」をする人が増えているといいます。その様子を取材しました。
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3連休最終日の21日、約450万点ものアニメグッズなどが並ぶ中古品取扱店がにぎわいを見せていました。取材中にみかけたのは、多くの女性客です。
アニメファン
「アニメ好きでもいいのかなみたいな。今、結構オープンですよね。時代が変わったなって思います」
そして、中でも増えているのが、高額な商品を買う人たちです。
ワンピース好きアニメファン(30代)
「ちょっと前に出てたやつ(グッズ)を今探しに来たりとか、割と大人な金額を出せるようになった」
いわゆる“大人のリベンジ買い”です。
駿河屋新宿マルイアネックス店 糸長健悟店長
「幼少期に買えなかった物を、もう一度大人になって、お金も余裕が出てきたので、買われるという方は増えていると思います」
特に人気だという商品が、今年30周年を迎えた人気アニメ「美少女戦士セーラームーン」のグッズです。
駿河屋商品部 宿島拓弥部長
「こちら90年代に出た物なんですけど、当時2000円~3000円ぐらいのものが、今大体3万円。高い物だと5万円~6万円くらい」
プレミア価格となっても、欲しいグッズが手に入るのが中古の魅力です。
リサイクル通信によると、中古品などを扱う市場は年々拡大していて、コロナ禍となった2020年もその勢いは衰えず、市場規模はなんと2兆4169億円でした。さらに、「今年は3兆円規模になる」と予測されています。
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ますます需要の高まりが見込まれている中古市場。アニメグッズ以外にも広がっています。今、密を避けられると人気となっているバイクです。
バイク歴1年ライダー夫婦
「乗り始めたのは1年くらい前」
「コロナとかでどこにも出られなくなっちゃって」
コロナ禍を機に新たにライダーになる人もいれば、長年のブランクを経て再びバイクにまたがる、いわゆる「リターンライダー」も増えているということです。
リターンライダー志望 男性(55)
「20年ぶりくらいにもう一度オートバイに乗りたいなと。子どもも大きくなって、生活的にも落ち着いてきたので」
男性が新たな相棒を探しに訪れたのは、中古店です。
リターンライダー志望 男性(55)
「手が出しやすい。新車よりも安い」
訪れるのは、価格の手頃さを求めるリターンライダーだけではありません。
バイク王 八王子堀之内店 小柳亮店長
「(こちらは)発売から40年以上が経過しているが、当時からほとんど形を変えず、今でも幅広く愛されているオートバイになります」
昔人気だったモデルや廃番になったバイクなど、当時の憧れをかなえるために中古車店を訪れる人も多いということです。
あなたも、「欲しかった」「憧れた」あの商品を手に入れてみてはいかがでしょうか?