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全員が空手で日本一を経験! 中学2年生“最強の三つ子”日本一に挑んだ戦いに密着

2022年10月17日 19:31
全員が空手で日本一を経験! 中学2年生“最強の三つ子”日本一に挑んだ戦いに密着

東京・足立区の中学2年生の三つ子、片岡優月さん・美月さん・恒惺さんは、これまでに全員が空手の大会で日本一の経験を持つ。メインで取り組んでいる種目は、突きや蹴りなどでポイントをより多く取った方が勝ちとなる「組手」だ。

空手を始めたきっかけには、両親の切実な思いがあった。母・静香さんは「普通の子は出産まで40週だが、34週と6週早く生まれてきている」。父・純一さんは「障害が残る可能性があり、運動をしっかりさせて健康な子供にしたかった。たまたま自分が空手を昔やっていた」と話す。

“健康に育ってほしい”という両親の思いから、3歳の時に空手を始めると全員が日本一を経験するまでに成長した。

父・純一さんは、仕事がない日などは三つ子が通う道場の仲間も交えて独自のトレーニングを子どもたちに指導。中でも少し変わっているのが、クモやクマなど動物に見立てた動きをする「動物ものまねトレーニング」。楽しみながら空手に重要な下半身を強化できるようにと考案した。

一方、母・静香さんは栄養面をサポート。10年以上、毎日の献立と3人の体調をノートに記録してきた。こだわりは、野菜がたくさんとれて脂質・タンパク質も意識したメニュー。長年にわたって記録していると、子どもたちの好みに合った料理作りができるという。

姉・優月さんと妹・美月さんは、これまで対戦した数は80回以上で、全国大会の決勝で戦ったこともあるライバル。そんな2人にとって今年一番の目標は全国中学生選手権での優勝。大会前の練習では、足をケガした優月さんが地区予選で敗れ大会に出場しない恒惺さんを練習相手に最後の調整を行っていた。

迎えた全国大会、初日は個人戦。ところが、姉・優月さんは3回戦で、妹・美月さんは初戦で敗退。姉妹共に試合後、思わぬ結果に涙があふれた。

一夜明け、学校ごとで戦う団体戦に挑んだ姉妹。個人戦の悔しさを晴らすかのように勝ち星を重ね、決勝へ進出。決勝戦、一番手は妹・美月さん。先制に成功すると、練習で取り組んできた「上段蹴り」を決めて勝利。優勝に王手をかけ、姉・優月さんにつなぐ。そして優月さんは、得意とするカウンターを顔面に決め先制。そのリードを守り切り、優月さんも勝利。全国大会優勝を、姉妹で成し遂げた。

※詳しくは動画をご覧ください。(2022年10月17日放送「news every.」より)

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