8月12日は「世界ゾウの日」です。この夏、ミャンマーからアジアゾウ4頭を受け入れた福岡市動物園で、特別ガイドが行われました。

■鬼丸ゆりか記者
「メスのゾウ舎では今、ゾウたちが水遊びを楽しんでいます。」

12日、福岡市動物園では、7月30日にミャンマーからやってきたアジアゾウ4頭のうち、メスの3頭が泥遊びや水遊びをする姿を見ることができました。

8月12日は、絶滅の危機にひんしているゾウへの関心を深め、保護を呼びかけることを目的に「世界ゾウの日」と制定されています。

福岡市動物園では、この日に合わせ、飼育員による特別ガイドが行われ、ゾウの引っ越しや現在の生活についての説明がありました。

■ゾウ班リーダー・白濵祥平さん
「出す作業に時間がかかるかと思ったが、スムーズに出てくれた。輸送のストレスを感じさせないくらい、元気な様子。」

ゾウは環境の変化に敏感で、到着した翌日は、マフーと呼ばれるゾウ使いと一緒でもプールに入れませんでした。

およそ2週間たち、12日はゾウみずからプールに入っていました。

■訪れた子ども
「ゾウが飛行機から来たのはすごいと思った。」
「泥遊びしているところを見られてうれしい。絶滅危惧種だから、ゾウの存在を守りたいと思った。ゾウ使いが夢だから、ゾウとの仲を深めて守りたい。」

アジアゾウの全面公開はことし10月末の予定ですが、運が良ければ遠くからゾウの姿を見ることができます。