シリーズ「こどものミライ」発達障害の未就学児の受け皿が足りない 特性に合った専門家の支援を 福岡
福岡市に住む濱田なおきくん(仮名・6)には、自閉症と軽度の知的障害があります。
■なおきくん(6)
(お魚好きなの?)
「う~~ん。」
■母親
「小さい頃からお魚好きで、最初に言ったことばがマンボウ。」
食事の時は、お気に入りのぬいぐるみなど10個をテーブルに並べて食べ始めます。
■母親
「寝る時も持って行きます。絶対ないと、ないないって捜し回っちゃうので。」
こだわりが強いのが自閉症の特徴の一つです。
■なおきくん
「おいしい。」
母親の濱田あきさん(仮名)が、なおきくんの成長に違和感を持ったのは、なおきくんが1歳の時でした。
■濱田さん
「1歳くらいで 一言二言出ると思うが、それがなかった。2歳になっても発語が全く無くて。」
今、5歳8か月のなおきくんは「精神年齢」が3歳10か月と診断されています。会話が成り立たなかったり、時には手づかみで食事したり。気持ちの切り替えも苦手です。
■濱田さん
「今(大変なの)はパニック。嫌なことが突然あった時に、火がついたように泣き叫んで。恐怖心を感じるくらいだった。」
なおきくんが自分たちに何を伝えたいのかわからない。途方に暮れた濱田さんが頼ったのが、理学療法士などが在籍する児童発達支援施設でした。
障害のある未就学児を受け入れる児童発達支援施設は、洋服を着るなど日常の動作や言語の訓練、集団の適応訓練など一人一人に合った支援を受けられる場所です。
去年の春まで北九州市に住んでいたなおきくんは、自宅近くの施設に週5日通っていました。
専門家にみてもらうことで、なおきくんの特性に合わせた育児をできるようになり、濱田さんの精神的な負担が軽くなったといいます。