「銀河鉄道じゃない?」ホタルを観賞中の女性が撮影 福岡の夜空に現れた一列に並ぶ光の正体は
2日夜、福岡県内の夜空で一列に並んだ光が撮影されました。撮影者が「銀河鉄道では」と興奮したという光の正体は一体、何だったのでしょうか。
満天の星空の中でひときわ輝く一筋の光。2日午後8時40分頃、福岡県みやこ町で視聴者が撮影した画像です。
映像では、暗闇の中で白い点が規則正しく一列に並んで進んでいるように見えます。
撮影した女性は「銀河鉄道では?」と興奮気味です。
■撮影した豊岡亜美さん
「家族でホタルを見に行ったんですよ。最初は飛行機雲のように見えて、二度見する形で『ん?』ともう1回見たら、見たことのない光がバーッとあって『銀河鉄道じゃない?』と興奮していて、よく見ると光が等間隔にあいていて、スピードも一定で前に進んでいくような形。人生で初めてホタルを見に行ったのですが、すごくいっぱいいて感動していたのですが、ふと現れたそれ(光)に気が行ってしまって、ホタルどころじゃなくなってしまいました。」
その正体は。
「3、2、1、and lift off.」
八女市星野村の「星の文化館」によりますと、アメリカの起業家イーロン・マスク氏が率いるスペースXが、日本時間の1日、アメリカ・フロリダ州から打ち上げたインターネット通信用の「スターリンク衛星」とみられるということです。
打ち上げ直後は、高度が低く一列に並んでいるため、今回のようにハッキリ見えるそうですが、今後、高度を上げながらバラバラになるため、肉眼では見えなくなるということです。