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「みんなで感謝の気持を持って取り組む」 三好市の酒蔵会社で新酒の仕込み作業はじまる【徳島】

2024年10月22日 18:45
「みんなで感謝の気持を持って取り組む」 三好市の酒蔵会社で新酒の仕込み作業はじまる【徳島】
朝夕は肌寒い日が増え、秋の深まりを感じるようになりました。

徳島県内の酒どころ、徳島県三好市にある酒造会社では新酒の仕込み作業がはじまっています。

三好市井川町にある創業111年の芳水酒造は、毎年、気温が下がり始めるこの時期に酒造りを始めていて、2024年は10月20日に仕込みが始まりました。

20日は、酒のもととなる「酒母」に麹や蒸した米を足して「もろみ」をつくる、仕込みの第一段階。

22日は、第二段階として、「もろみ」に蒸した米と水を足す作業が行われました。

そうした作業を繰り返して、酒の原料を増やしていきます。

米は「五百万石」という酒用の品種、で22日は550kgの米がもろみに足されました。

作業は、もろみの温度が上がりすぎないよう職人が時折氷を加えて調節します。

2024年は、猛暑の影響などで仕込みが1週間ほど遅れたそうです。

(芳水酒造 馬場泰地代表取締役(28))
「今年は原料である米の高騰であったり、白米が予定通り入荷できなくて、仕込みが遅れてしまったというところもある。こうやって仕込みを行えたことに、みんなで感謝の気持を持って取り組んでいけたらと思います。本当に新しく作った酒に出会えるところがすごくワクワクして、仕込みのはじめから思ってます」

「もろみ」は20日ほど発酵をすすめることで新酒となり、仕込み作業は4月下旬まで続くということです。

この酒造会社では今シーズン、一升瓶換算で約7万3000本の酒を製造する予定です。
最終更新日:2024年10月22日 20:36
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