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「お金を扱う大切さ学んだ」小学生が商い体験 手作り看板で地元の名品を販売

2024年2月14日 18:16
「お金を扱う大切さ学んだ」小学生が商い体験 手作り看板で地元の名品を販売

熊本市の一新小学校で13日、商売の仕組みを学ぶ授業が行われ、児童が手作りの看板などをもって地元の新町や古町の名品を販売しました。

「いらっしゃいませ~」
熊本市の下通アーケードで呼び込みをするのは、一新小学校の6年生。新町など地元の店から商品を仕入れて販売する“商い体験”です。一新小学校では、15年ほど前から校区の地域おこしなどを行う「一新まちづくりの会」協力のもと、商い体験に取り組んでいます。2017年度にはキャリア教育としての功績が認められ、文科省からも表彰されました。

児童たちは1月から、販売する商品の値段や仕入れの量など、店の人と相談しながら準備してきました。値札やポップも手作り。店のこだわりや商品の特徴が伝わるよう工夫を凝らします。

■6年生
「小原商店では保存料がないところを強調したいので、ポップに大きく書いています」
■6年生
「国産とかの文字が遠くからも見えやすいように、大きく書いたりとか考えるようにした」

当日は、自分たちで接客も担当します。
「じゃあ、いきなり団子を2個と、イモ栗団子を3つお願いします」
(数える)「1460円になります」

絶対に間違えられない会計は、練習を繰り返しました。

迎えた当日。仕入れた商品を確認したら、陳列やポップを飾りいよいよ販売開始。
■児童
「おすすめは"城下町どらやき"ですよ!いらっしゃいませ~!買っていきませんか」

子どもたちの元気な声に足を止めた人が商品を買い求めていきます。
「1個ですね、400円です。袋はおつけしますか?」
「ありがとうございます」

■購入した人
「手作りしたポップや値札は良い感じ。すばらしい。実際に売買をしているから、すごく勉強になると思う」

■6年生
「『いらっしゃいませ』と『ありがとうございました』を忘れないようにしています。お金を扱うことの大切さや、人とコミュニケーションを取る大切さを学んだ」
■6年生
「一新小校区は古い店も多いので、地域と深くつながっているのだなと思った」

商い体験で得た利益は、学校活動や地域おこしなどに活用されるということです。

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