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桜をかたどった消しゴム印で…1200年以上の歴史 神社の天井画を高校生が修復

2024年1月24日 18:20
桜をかたどった消しゴム印で…1200年以上の歴史 神社の天井画を高校生が修復

743年に創建されたと伝えられている氷川町の立神熊野座神社の傷んだ天井画を高校生が修復し、神社に引き渡しました。

23日、氷川町にある立神熊野座神社に運ばれたのは、氷川町の桜と月が描かれた「天井画」。八代工業高校の生徒たちが製作しました。1200年以上の歴史がある立神熊野座神社は、台風などの被害を受けた箇所を修復するため、地域住民が改修費を積み立て寄付金を募集しています。

中でも老朽化が進んでいたのが天井画。住民が八代工業高校に修復を依頼し、桜の花をかたどった消しゴム印で一緒に花を描きました。引き渡された杉の板96枚は、組み合わせると全体で縦約3.8メートル、横約5.1メートルあります。
■八代工業高校インテリア科3年 山田真央さん
「自分の子どもとか孫に、これ作ったんだよって自慢したいと思うし、自分が死んだ後も残ってくれてたらうれしい」
■実行委員長 森田忠博さん
「生徒さんが頑張って作ったから、非常に良いできばえ。天井画というのは、10年20年じゃなくて何十年にわたって残る地区の財産なので、それに関ったことはうれしい限り」

立神熊野座神社は来年4月に改修工事が始まり、天井画は来年10月の秋祭りまでに拝殿の天井に設置される予定です。

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