まもなく梅雨入り 家庭でできる対策とは? 「湿気」は感染症につながることも
まもなく山陰地方でも梅雨入りが迫っています。じめじめとした空気が続き、私たちに不快感をもたらす湿気。そこで家庭でできる対策を取材しました。
6月下旬にも梅雨入りするとみられている山陰地方。そこで町の人に「梅雨」の悩み事を聞いてみるとー。
街の人
「蒸し暑いです。湿気ですね。ムシムシしてカビが生えたり」
「部屋で除湿器回して(洗濯物を)干してます」
「室内干しと、乾きが悪いのが困る」
聞こえてきたのは、湿気による「カビ」や「洗濯物」問題。中でも洗濯物は生乾き臭といった臭いの元にもなるため対策が必要です。鳥取市内のホームセンターを訪ねました。
大坪千成 記者
「こちらには、このように乾きやすいハンガーや、室内干しに便利なグッズなどが並んでいます」
店内に並んでいたのはこれからの時期、洗濯に役立つ商品。
カインズFC鳥取店 長谷依美さん
「お客さまの困りごととしては、一番は生乾きの匂いが気になる、そういったものを解消できるような洗濯物干しグッズ、除湿剤などを展開しています」
中でも、6月ごろから毎年売り上げが伸び始めるというハンガーとはー。
カインズFC鳥取店 長谷依美さん
「ここに幅ができますので、脇の部分ですとか、厚めの服とかが乾きやすい構造になっています」
ハンガーのポイントは、より風が当たり、乾燥しやすくなるように服の生地が重ならないところ。これまでに累計6万本を売り上げる梅雨対策の代表商品だといいます。
そして、洗濯物に加えてこの時期気になるのは「カビ」。
栄町クリニック 松浦喜房 医師
「カビは普段目に見えませんが、ありとあらゆる場所に存在していて、肺の中に入ると肺炎の原因になるし、ぜん息症状を引き起こすこともあります」
湿度が上がるにつれて室内でも増殖するカビ。松浦先生によりますと、このカビの胞子が空中に舞うと、免疫力が低い高齢者や乳児はぜん息や呼吸器系の感染症などにつながるリスクがあるため注意が必要だといいます。
そこで大切なのが家庭でできる除湿対策。家電量販店に並んでいたのはー。
ケーズデンキ鳥取本店主任 山本 卓さん
「カビを抑えたりですとか、臭いを取ったり、そういった脱臭イオンを出すような除湿器が出されています」
この時期力を入れているのが除湿機のラインナップ。中でも除湿機能だけではなく、除菌・送風機能がついているものがよく売れ、最近は売れ行きが1.2倍ほどに上がっているといいます。
梅雨の時期切っても切り離せない湿気の悩み。事前に対策をすることが、快適な暮らしの第一歩になりそうです。