あす 終戦79年 沈没した海防艦「稲木」戦没者悼む慰霊祭
あすで終戦から79年です。八戸港でアメリカ軍の攻撃を受けて沈没した海防艦「稲木」の戦没者を追悼する慰霊祭が行われました。
慰霊祭は慰霊碑のある蕪嶋神社で行われおよそ60人が参列しました。
「稲木」は終戦直前の1945年8月9日にアメリカ軍の攻撃を受けて蕪島沖に沈没し乗組員29人が犠牲になりました。
慰霊碑には当時の乗組員で去年11月に101歳で亡くなった杉浦専治さんの手記を製本した写しが家族の手で奉納されました。
★息子の杉浦幹治さん
「これからもずっと(大切に)とっておきたいと私は考えています」
当時八戸赤十字病院の看護婦養成所の1年生で救護にあたった福田昌さんは。
★乗組員の救護にあたった 福田昌さん
「みんな誰も文句を言う人もいなくて一生懸命にでも病院が空襲にもやられたし教室が手術場にもなったんですよ 十代でもただただお国のためお国のためと思って暮らしたから」
当時を知る参列者が少なくなるなか、野澤俊雄宮司は「歴史を語り継いでいかなければならない」と強調していました。