平均年齢76歳!「おばあちゃんのカレー屋さん」オープンから2か月、人気のヒミツ
スパイシーな辛さが特徴のこちらのカレー。特徴はカレーだけでなく…提供するスタッフも。平均年齢は76歳。元気なおばあちゃんたちのカレー屋さんです。
【ゆっくり真剣に作りますゆっくり笑顔で運びます】
【注文を間違えたら少し大きめの声で「違うよ」って笑顔で伝えてください】
こんな注意書きのあるお店が新居浜市にあります。お邪魔しまーす、注文してカウンターテーブルに、座ってと。
お店の看板メニューはスパイスの効いた“辛口”のカレー。
男性:
「いつも辛口を食べるんですけど、かなりビリっとスパイスが効いているカレーなので、今日はちょっと胃に優しく甘いのにしようと」
男性2人組:
「うまい、うまい!」
「辛いね」
女性:
「ちょっとピリッとして体が締まった」
標準が辛口、辛みをおさえても甘辛、甘々辛と、辛いところは外せない、刺激的なカレーです。
カウンターテーブルには、先ほどの文言が書かれています。ばあちゃんタイム?
「お待たせしました。カミカツでございます、どうぞ」
そう、このお店のスタッフは全員おばあちゃん。メンバーは74歳から81歳のこちらの6人。平均年齢は76歳です。なので…
「ありがとうございました」
「さかゑさん、渡してあげて!」
「あ~あ~、待ってちょっと待って!」
ドタバタすることもありますが、愛情たっぷりのカレーと愛情たっぷりの接客でお客さんをもてなしています。
去年11月にオープンした酒井カリー、営業時間は、月曜から金曜の11時から15時。土日祝日はお休みです。
ひろみさん:
「3日位は入ってますね週に」
えくこさん:
「カミカツです。愛媛県産の媛ポーク、柔らかい媛ポークを薄く紙みたいに薄くしているからトンカツじゃなくてカミカツ」
この女性が、酒井カリーの発案者、酒井知子さんです。酒井カリーは新居浜市内で産業廃棄物処理などを行っている、創業54年の「酒井興産」が運営していて、酒井さんはこの会社の3代目の社長です。
酒井社長:
Q.今回の応募条件は?
「75歳以上です。なかなか働きたくても働く場所がない、なかなか仕事が無いことを以前から聞いていましたのでそうしたら逆に酒井カリーは75歳と年齢を逆に設定する事で求人を求めて来られる方がいるんじゃないかと思って」