人工肛門など「ストーマ」をVRで体験 延岡市が月2回開催
人工肛門や人工膀胱といった「ストーマ」の扱い方を学べる体験会が、23日から宮崎県延岡市で始まりました。
この体験会は、病気や事故のため、人工肛門や人工膀胱をつける「オストメイト」への理解を深めようと、延岡市が開いたものです。
体験用のVR機器は、宮崎大学医学部と宮崎市の企業が共同で開発。ストーマを取り扱う過程をリアルに体験することができ、これから「オストメイト」になる人やその支援者の不安の解消につながることなどが期待されます。
(体験した人は)
「実際に自分が手元でしているようなリアルな映像があり、つけている時はこういう作業をすると体験できる映像でした」
(宮崎大学医学部 甲斐健吾助教)
「病院で手術する前の患者が手軽にアクセスできる仕組みを企業の方と取り組みたい」
この体験会は、毎月第2・第4木曜日の午前10時から正午まで、延岡市役所障がい福祉課で開かれます。利用するには事前予約が必要で、市民以外も利用できるということです。