地元企業の魅力を知ってもらい、進路選択の幅を広げる機会にしてもらおうと、宮崎工業高校で企業説明会が開かれました。

説明会は、県工業会が毎年開いているもので、製造業や建設業など県内29の企業が参加。今回は、早い段階から生徒に進路を考えてもらおうと、対象を2年生だけではなく、1年生にも拡大しました。

生徒たちは、企業のプレゼンテーションを聞いたあと、関心のある企業の個別説明会へ。自動車部品を製造するデンソー宮崎は、製造した小型モーターを世界中に輸出していることや社内に食堂があることなどをＰＲしていました。

（高校生）
「進路を迷っているんですけど、とても参考になりました」
「今までは、県内での就職はあまり考えていなかったです。きょうの説明を聞いて、福利厚生などもすごいし、場所も近いから、県内もありだと思いました」

（県工業会　河野昌弘専務理事）
「県内の企業は人手不足が深刻な課題となっている。県内の高校生に県内にすばらしい企業があることを知ってもらって、県内で働いていただければ」

宮崎工業高校によりますと、生徒の就職先の割合は例年、県外が5割を超え、若干県内を上回っているということです。