宮崎県延岡市では、九州三大春祭りとされる「お大師さん」を前に、弘法大師像の大沐浴が行われた。弘法大師像は高さ17メートル、毎年4月に開催される祭りの前に、約30人でブラシや布を使って汚れを落とした。

延岡市の今山大師にある弘法大師像は、台座を含めた高さが17メートルと国内でも有数の大きさ。毎年4月の延岡大師祭「お大師さん」を前に、「大沐浴」が行われる。

3月26日は、祭りの役員など約30人が、弘法大師像の周りに組まれた足場に登り、ブラシや竹竿に巻きつけた布で、一年間の汚れを落とした。

今山大師　野中玄雄住職：
みんなが明るく、楽しく、お互いの幸せを祈り合う、心豊かな賑わいの祭りとなりますことを念願している。

2025年の「お大師さん」は、4月18日から3日間の日程で開催され、能登半島地震からの復興や世界平和などを祈願する。

2025年のテーマは「昭和100年お大師さん！平和を紡ぐお接待！！」となっている。

弘法大師像がある今山では、大法要や特別護摩祈願。商店街では「お接待」を行うほか、山下新店街では子供たちの絵画展、20日には市中パレードも行われ、春の延岡に賑わいを呼ぶ。

（テレビ宮崎）