内閣支持率35%、前月から横ばい…女性閣僚起用「評価する」72% NNN世論調査
内閣改造は、支持率アップにはつながりませんでした。NNNと読売新聞が行った緊急の世論調査で、内閣支持率は35パーセントと前の月から横ばいでした。この結果は、どう受け止められているのでしょうか?
政権発足以来、支持率が最低水準となる中、改造で狙った局面の打開は不発となりました。ある与党幹部は「とにかく、厳しい」と漏らしています。
支持率が35パーセントと横ばいだったことについて、ある自民党幹部は、「ご祝儀があると思ったが、国民の見る目は厳しい」と期待が外れたとの見方を示しています。別の与党幹部は「改造で支持率が高まるほど甘くない」と冷めた分析をしているほか、野党幹部は「改造は失敗だった」と指摘しました。
世論調査では、女性閣僚起用については「評価する」が72パーセントと高い評価の一方、人事全体を評価するかについて、50パーセントが「評価しない」と答えています。
これについて、自民党の閣僚経験者は「女性大臣が良い仕事をすれば評価につながる」と述べる一方、ある野党幹部は「女性閣僚を増やせば支持率が上がるというのは安直だ」と厳しく批判しています。
また、自民党内では「改造で政権浮揚すれば、衆議院の解散・総選挙もあるのでは」との見方も出ていましたが、この結果を受け、自民党幹部から「今の雰囲気で選挙は危ない」との声も出ていて、ある政府関係者は「戦略の練り直しも必要かもしれない」と話しています。