ウクライナ侵攻受け 外務省が緊急対策本部を設置
ロシアによるウクライナ侵攻は空港や軍事施設を標的とした攻撃も行われ、死者も出ているということです。日本政府の対応です。外務省は、情報収集や現地の日本人を保護するため緊急対策本部を新たに設置しました。
外務省の対策本部は、国家安全保障会議で岸田総理大臣が日本人の保護や情報収集を指示したことを受けて設置されたものです。
林外務大臣「岸田総理から可能な限りウクライナ在住の邦人の安全確保に努めること。また、より詳細な情報の収集および情勢の把握に努めるよう指示がありました。この関連で先ほど外務省に緊急対策本部を設置いたしました」
また、この後、林大臣がロシアのガルージン駐日大使を外務省に呼び、抗議するという情報が入ってきました。
一方、松野官房長官は会見でウウライナに滞在している、およそ120人の日本人について「現時点で被害は確認していない」と述べています。
日本政府の今後の対応ですが、岸田総理は24日午後11時からG7首脳テレビ会議に出席し、ロシアに対する追加の制裁について議論します。
会議後にも追加の制裁が発表される見通しで、外務省幹部は、「日本はG7と足並みを揃えて追加の制裁を発動する。西側諸国はしばらくロシアと断絶状態にならざるを得ない」との見通しを示しています。