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「派閥の解消」賛成・反対の意見拮抗 自民・政治刷新本部 

2024年1月16日 20:18
「派閥の解消」賛成・反対の意見拮抗 自民・政治刷新本部 
自民党は、全ての所属議員が参加できる形で「政治刷新本部」を開き政治資金や派閥のあり方について議論しました。焦点の1つとなっている「派閥の解消」については賛成・反対の意見が拮抗したということです。

岸田首相「国民の信頼を回復するために、そして日本の民主主義を守るために、我々自民党は変わらなければなりません」

刷新本部には150人ほどの議員が参加し、およそ3時間にわたって行われました。

岸田総理大臣は最後まで出席し、およそ50人の意見に耳を傾けましたが、焦点の1つとなっている「派閥の解消」については賛成・反対の意見がおよそ半々だったということです。

自民党・安倍派 若林健太議員
「パーティーはやめた方がいいと。一切禁止というふうにした方がいいんじゃないかという話をしました。清和会(安倍派)も解散すべきだと言っています」

自民党・二階派 鷲尾英一郎議員
「(派閥の)人材育成とか、組織をどうまとめていくかというのは大事な点で、そういう面で派閥というのは一定程度役割があると思っていますが」

自民党・無派閥 和田政宗議員
「私は派閥を全廃すべきであり、この声は国民の声だというふうに私は思います」

刷新本部は通常国会が召集される来週26日までに中間とりまとめを行う方針です。

派閥の解消には慎重だった政権幹部からも「(派閥を)解消しないと自民党自体がもたない」との声も出る中、岸田総理がどのような結論を下すのかが焦点です。