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自民「政治刷新本部」 “派閥の解消”が議論の焦点に…批判強く「党もたない」の声も

2024年1月16日 17:54
自民「政治刷新本部」 “派閥の解消”が議論の焦点に…批判強く「党もたない」の声も
自民党は、全ての所属議員が参加できる形で「政治刷新本部」を開き、政治資金や派閥のあり方について議論しました。

どんな議論だったのでしょうか、中継です。

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会議は、150人ほどの議員が出席しおよそ3時間にわたって行われました。岸田首相は、最後まで会議に出席するという異例の対応で、50人ほどの意見に耳を傾けました。

岸田首相
「国民の信頼を回復するために、そして日本の民主主義を守るために、我々自民党は変わらなければなりません」

自民党の信頼回復に向け、焦点となっているのが「派閥の解消」です。

党幹部で、それぞれ派閥を率いる麻生副総裁や森山総務会長は依然として解消に慎重な姿勢を崩していません。

ただ、解消に慎重だった政権幹部からも「世論の批判が強く、派閥を解消しないと自民党自体がもたない」といった声が上がるなど危機感があがり始めています。

自民党・安倍派若林健太議員
「パーティーはやめた方がいいと。一切禁止というふうにした方がいいんじゃないかという話をしました。清和会(安倍派)も解散すべきだと言っています」

自民党・二階派鷲尾英一郎議員
「(派閥の)人材育成とか、組織をどうまとめていくかというのは大事な点で、そういう面で派閥というのは一定程度役割があると思っていますが」

自民党・無派閥和田政宗議員
「私は派閥を全廃すべきであり、この声は国民の声だというふうに私は思います」

政治刷新本部は、17日は有識者からのヒアリングを行う予定です。

通常国会が召集される今月26日までに議論の中間とりまとめを行う方針ですが、派閥の解消まで踏み込めるのか。岸田首相の調整力、そして最後は決断力が問われます。

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