陸自幕僚副長らが数十人で靖国参拝 木原防衛相「厳正に対処」
陸上自衛隊の幕僚副長らが数十人で靖国神社へ参拝したことについて、木原防衛相は組織的な部隊参拝を禁止する通達に違反するか確認し、事実関係に基づいて厳正に対処していく考えを示しました。
今月、陸上幕僚監部のナンバー2にあたる幕僚副長ら数十人が時間休を取得し、靖国神社に参拝しました。幕僚副長ら一部が公用車を利用していたことなどから防衛省は組織的な部隊参拝を禁じた事務次官通達に違反する可能性があるとして調査を始めています。
木原防衛相は12日の会見で、「自衛隊員とはいえ、信教の自由は保障されている」とした上で、「他方で、憲法には国およびその機関はいかなる宗教的活動もしてはならない旨が定められており、誤解を招く行動は避けなければならない」と述べました。そして「判明した事実関係に基づき、厳正に対処する」と述べました。