身分偽り闇バイトに応募し検挙「仮装身分捜査」緊急提言を首相に提出 自民調査会
闇バイトによる事件が相次ぐ中、捜査員が身分を偽って闇バイトに応募し検挙を行う「仮装身分捜査」の導入を盛り込んだ緊急提言を自民党の調査会が石破首相に提出しました。
高市早苗調査会長「現行法の範囲内でできる緊急対策を中心にとりまとめさせていただきました。ですから、できるだけ速やかに実行していただきたい旨お願いいたしました」
緊急提言では、架空の身分証を使って捜査員が闇バイトに応募し犯罪グループの検挙を行う「仮装身分捜査」の導入が盛り込まれています。
提言では運転免許証やマイナンバーなどの「仮装身分」の使用について、形式的に法令に触れる可能性があるものでも刑法上の正当行為と位置づけられる捜査については、早期に実施すべきとしました。
石破首相は「しっかり取り組んでいく」などと話したということです。
提言は、近く開かれる犯罪対策閣僚会議で取りまとめる新たな犯罪対策に盛り込まれる見通しだということです。